前回「駅から歩こう!台湾鉄道の旅2023④3日目前半(渓湖糖廠)」のつづき
旅も終盤戦に入ってきました。本来なら台中に3泊して近辺をウロウロする予定でしたが天気予報を見ていると週末は台北辺りが快晴になるとのことで最終日は台北より北の基隆あたりを散策しようという流れになりました。ところが!ホテルがどこも高いの。台北の安いホテルは埋まっちゃって検索に出てくるのは瑞芳(ルイファン)のゲストハウスくらい。とは言え瑞芳も場所としては悪くないので今夜の宿は瑞芳に決定しました。では旅のつづきをどうぞ。
新鳥日(シンウーリー)駅からバスに乗る
2023年9月23日(土)14:00[台湾時間]
彰化を出て10分で新鳥日駅に到着。電車に乗っている間に彩虹村へのルートを調べてみると以外に近い!時間もあるので彩虹村に行くことにしました。そして緑1のバスが14:02発だけど数分遅れているようで間に合いそう!ということで新鳥日駅の北側にあるバス停に向かいました。誰もいないローカルなバス停で待っていると緑1(GR1)がどんどん遅れて結局10分遅れでやってきました。乗換としてはちょうど良かったです。12分くらいで到着しバスは彩虹村の目の前にあるバス停に到着しました。
新鳥日駅から彩虹村へのバス
- 緑1(GR1)番:新鳥日駅北側にあるバス停「捷運高鉄台中站」から仁友停車場行きに乗って12分。運行本数は30分に1本。
- 74番、617番:新鳥日駅南側にあるバス停「新烏日車站」から仁友停車場行きに乗って11分。運行本数は60分に1本。
- 56番:新鳥日駅南側にあるバス停「新烏日車站」から新光里(新福路)行きに乗って11分。運行本数は40分に1本。
バス停を降りたらすぐに見えました。というか観光バスとかが道路沿いにたくさん車が止まっています。観光客もたくさんいてびっくりです。入り口が分からぬまま公園を通り抜けると彩虹村に入れました。
彩虹村
2023年9月23日(土)14:25[台湾時間]
壁や地面に描かれた美しい色彩の絵が目に飛び込んできました。
もうすぐ100歳になるこの絵の作者も壁横の椅子に座って観光客を出迎えていました。僕はコミ症なので話しかけたりするのは無理でしたがまだまだお元気そうでよかったです。
壁に描かれた十二支の絵は僕のお気に入り。さらに奥に入ると
たくさんの壁画があってどれも色彩が素晴らしい!想像以上の美しさでした。35分ほどの滞在でしたがとても楽しめました。少し遅れてきた74番(たぶん)のバスで新鳥日駅へ。バスの中で次の展開を考えます。自分が作った台湾鉄道時刻表を見てたら彰化始発のプユマ号があるじゃない!15:37新鳥日駅発の区間快に乗れば台中駅で乗り換えられるじゃん!これしかない。15時20分頃新鳥日駅到着し窓口に直行。実際にプユマ号が運転されているかを台鉄のホームページで検索し、そのスクショ画面を見せて難なくチケットをゲット。
台湾鉄路 | 運賃 | ||
---|---|---|---|
新鳥日駅 15:37 | →→→ 2028次(区間快) | 台中駅 15:44 | 370元 約1,700円 |
台中駅 15:57 | →→→ 282次(普悠瑪) | 板橋駅 17:27 |
普悠瑪(プユマ)号乗車
2023年9月23日(土)15:45[台湾時間]
区間快2028次で台中駅へ。意外に遅い区間快でしたが定刻の15:44に到着。
5月の旅では台中駅から自強号に乗って桃園へ。今回はプユマ号で板橋へ。なかなかいいじゃない!そういえば台湾高鉄に乗る話しはどこへやら。台中駅ではとりあえず撮影会です。
そして定刻通りプユマ号がやってきました。
まあ彰化駅が始発なので遅れることはまずないない。西側幹線を走るプユマ号はとにかく停車駅が少なく自強号よりも格段に速い早い。この列車は台中駅の次が豊原駅で、その次がもう板橋駅。新竹駅や桃園駅さえも通過し台中駅から90分で板橋駅に着いちゃう最強なやつ。乗客は満席ではないもののそこそこ埋まってる感じでした。よく買えたなあと思っていると車掌さんから声をかけられ「チケット見せて」「ん?7号車?待てよ、これ2号車」あいむそーりー間違えた!何をどう勘違いしたのか分からんけど移動。そして快適なプユマ旅はあっという間に過ぎるのでした。
板橋から瑞芳へ
2023年9月23日(土)17:27[台湾時間]
定刻の17:27板橋駅に到着。ここから悠遊カードの出番です。いったん改札を出て入ろうと思ったら入れんやん。そう「出口専用」ありゃりゃ。乗換時間が10分なので急いで入り口を探すとものすごい行列。
駅弁を買う人の列でした。やっぱり大人気なんですね。お店の看板に日本語で「タイワンテッドウブンカサンギョウホンポ」。途中から韓国語にしか聞こえねえ笑。
ぎりぎりホームに到着。板橋17:37発の宜蘭線直通の区間車4232次に乗車です。台北駅をすぎて南港駅からいつものように外線に入りました(説明しにくいけど南港のちょっと先から八堵駅までは三線なのよ)。汐止駅に到着するとアナウンス。自強号に抜かれるみたい。調べると176次自強号瑞芳行き。なんだと!瑞芳行きだと。しかも汐止駅にも停車するやさしい自強号。はい乗り換えです。
さよなら区間車、すごく夕暮れに似合ってるゾEMU800。そして最後の最後にどんでん返しの自強号で10分早くつけそう。ていうかこの自強号は中壢駅で抜かしてたみたいです。すごいぞプユマ。
汐止を発車して何かおかしい。この自強号も外線走ってる。普段は区間車も汐止から中線に入るのだが五堵の貨物ヤード横を走るなんてちょー珍しい。時刻表を見ると金土日運転の台東行きのタロコ号にどこかで抜かれるみたい。タロコ号が中線を走るのでこいつは外線なのか!なっとく。
さて快適な車内を満喫し今日の目的地の瑞芳駅に到着しました。
18:37着。予定より80分も早く着けました。明日はいいことがありそう(^_^)ということでゲストハウスへと消えていくのでした。
次回「駅から歩こう!台湾鉄道の旅2023⑥4日目後半(桃源谷)」
大揺れのバスに乗って絶景の桃源谷へ。