コロナの影響で3年以上海外旅行ができませんでした。2023年になって切れたパスポートを再取得。毎日毎日航空運賃とにらめっこしてやっと安い航空券をゲットしました。しかもゴールデンウイーク!鉄道で台湾を1周するゾという予定計画を立ていざ鉄道チケット購入の段階でもろくも夢は打ち砕かれます。なんと台北→台東(莒光666金曜運行)のチケット満席。仕方なく予定を変更し行き当たりばったりの旅がスタートします。
スクートTR899
2023年4月27日(木)9:40[日本時間]
今回もLCCを利用。3時間前に成田空港第1ターミナルに到着しあっさりチェックイン終了。ゴールデンウイーク直前でしたがぜんぜん混んでいませんでした。15分もかからずあっという間に空港内へ。今回乗るのは久しぶりのスクート、シンガポールの格安航空会社です。機内サービスがカットされているので食事や飲み物は事前購入か飛行機内のWifiを利用して購入するシステムです。シートも狭くなく乗り心地はふつう。飛行機に搭乗すると座席はほぼ満席で時刻通り台湾に向け出発しました。
TR899(Scoot) | 運賃 | ||
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成田空港 12:20 | →→→ (飛行機) | 桃園国際空港 14:55 | 35,270円 |
空港からホテルへ
イミグレを1時間ほどで抜けて両替所へ。15,000円を出すと5,000円札はダメと。おいおい。仕方なく14,000円を両替しました。3,056元(レート1円=0.2204元)に生まれ変わり、前回の旅行で余っていた1,701元と合わせて4,757元。円安も利いて予定より少ない額ですがホテル予約(クレカ事前払い)は日本で済ませているので何とかなりそうです。ここから空港の地下にある桃園メトロに移動します。悠遊カードにチャージしてさっそく乗り込みます。今日のホテルは行天宮の近くなので松山機場行のバスが便利ですが桃園メトロに乗りたいというただそれだけの理由で林口駅まで乗車しました。林口駅の改札はお隣のホーム側にあり階段を上がって反対側に移動します。透明なガラス越しから桃園メトロを眺めることができます。
ここから松山機場行のバス945番で行天宮まで移動します。渋滞に巻き込まれてかなり遅れましたが窓からの景色で台北(ほんとは新北市)の街並みを楽しむことができました。
夕暮れの行天宮
2023年4月27日(木)18:45[台湾時間]
ホテルにチェックイン後、さっそく夕暮れの台北の観光です。前から気になっていた行天宮へ足を運びます。帰宅途中の学生などとすれ違いながら徒歩で向かいます。大都会の真ん中に異様な光景を放つ荘厳な廟(びょう)が現れました。
中に入ると厳重な警備。それとは対照的に廟に願いを込める人やくつろぐ人など緊張と緩和の入り混じる光景にただただ茫然とする唯一の観光客となっていました。
ひと通り見学したあと台北駅へ移動します。そうです明日の移動問題がまだ解決していません。本来の目的「台湾1周鉄道旅」がすでに砕け散り、夜行バスで移動するしか手がなくなりました。金曜深夜に出発するバスチケットを確保すべく台北轉運站に急いで向かいます。台北メトロ淡水信義線(赤)台北車站駅のすぐ近くにあります。台北轉運站1階にチケットカウンターがありました。バス会社によってカウンターが別れていて目的の「統聯客運」へ。スマホの画面で乗りたいバスの出発時刻を見せるとすぐに購入することができました。
バスの便は金曜の夜から土曜の早朝にかけてとても本数が多いものの予約がどんどん埋まる状況で、一時は心配していましたが事前に調べても出てこなかった台北→高雄1610番のルートC(臨時便?)がとつぜん現れてチケットを確保できました。安堵。
夕食がてら夜の台北を散策します。
夜の台北を徘徊する(台北から西門へ)
2023年4月27日(木)20:00[台湾時間]
台鉄台北駅の中心は大きな吹き抜けになっていて旅の気持ちを高めてくれます。
夜8時過ぎ。お店も閉まり始めました。台北駅での食事をあきらめて若者の街「西門」へ向かいます。地下鉄で1駅ですがせっかくなので台北駅周辺を散策しながら行くことに。新光三越横の道を南に向かうと公園(たぶん二二八和平公園)に突き当たります。国立台湾博物館が出迎えてくれます。さすがに閉館してますがその脇に古きを知る蒸気機関車が鎮座していました。
周囲がガラス張りで手が届きそうで届かない歯がゆい気持ち。それもそのはず左側は台湾第1号蒸気機関車で清の時代を知る「騰雲(とううん)号」です。この機関車は日本統治下の大正時代まで台湾各地を走り続けました。台湾の鉄道史を飾る第1号機関車に会えて感無量。そしてお腹も空いてきました。孤独のグルメでいう「腹が…へった、ピンポンパン」。西門へ向かうゾ。
西門は若者の街。木曜夜9時なのにまだまだ活気があふれかえっています。街角で歌う人、それを聞く人見る人。それらを横目に西門に突撃隣の晩ごはん。ネットで美味しい食べ物をググります。そこに出てきたのは麺入りの雑炊のような食べ物。台湾ひと口目は「阿宗麺線」で決まり。さっそく向かうと15人ほどの列と店の前で食べる人々。美味さ間違いない!画像どん
かつお風味でマジ美味しんですけど…(若者風)。香りと粘りと味とすべて絶妙でこれはオススメです。値段は大75元、小60元だったはず(違ってたらすみません)。お腹は大満足し次はインスタ映えスポット「西門紅楼」に立ち寄りました。
風格ある建物ですが現在はセレクトショップや劇場が入っているそうです。すでに閉店時間を過ぎていて中には入れませんでした。そして夜の西門紅楼は飲み屋街になっていると記憶していたのですが人影もあまりなく周囲の建物以外のみが営業している状況でした。週末だけなのかな?
1日目の感想など
さてさて3年半ぶりの台湾は大満足。鉄道旅の初日とは思えないほど列車に乗ってませんが台湾を楽しむことができました。そして明日の予定はノープラン。丸1日台北観光できるので淡水、基隆、金瓜石、猫空などどれにしようか悩んでいる間に爆睡したのでした。
次回は「台湾縦断!鉄道の旅2023GW②2日目(金瓜石・大華駅ホタル)」
台湾北部のあの有名な観光地を通り過ぎ、なんと山に登ります。ご期待ください。