前回「駅から歩こう!台湾鉄道の旅2023⑤3日目後半(彩虹村)」のつづき
本日が旅の最終日。昨晩どこに行くのか悩んで2つに絞りました。
- 深澳線の八斗子駅から海沿いを歩いて望幽谷。その後、基隆の正浜漁港彩色街屋へ。
- 宜蘭線の貢寮駅からバスで桃源谷へ。徒歩で下山し大溪駅へ。
早起きできたら2番目のコース。起きれなかったら1番目という感じに決まり朝を迎えるのでした。
宜蘭線貢寮(ゴンリャオ)駅へ
2023年9月24日(日)7:00[台湾時間]
朝7時起床。起きれたよ。ということで今日は桃源谷へ行くことになりました。電車は瑞芳駅8:52発区間車4152次。シャワーを浴びたりなんやりしているともう8時。チェックアウトしたのが8時半。駅から5分の立地だったので列車には間に合いそう。
とてもさわやかな朝。駅前の通りは朝市のような雰囲気で盛り上がっていました。瑞芳は九份への玄関口になっているのでよく訪れていましたがこんな朝早くはなかったのでとても新鮮です。たまには郊外の町に宿泊するのもいいですね。EMU900型の電車に乗り約25分。
貢寮駅に到着。電車を見送って改札へ。無人駅かと思ったら駅員さんがいらっしゃいました。実は乗換時間が少なくて12分。この間に駅弁を買いに行きます。駅近くに8時くらいからやってる駅弁屋さんがあります。
画像では分かりにくいですがここで80元のお弁当を売っています(お弁当の写真は後半で)。駅に戻って数分。遠くから中型のバスがやってきました。
桃源谷(タウユエングー)へ
2023年9月24日(日)7:00[台湾時間]
貢寮火車站9:30発の幸福バス龍崗線です。しかも無料。
貢寮火車站→內寮-內坑(桃源谷)の幸福バスについて
1日6本 6:45 7:50 9:30 11:30 14:10 15:50
黒字は龍崗線、青字は吉林線(それぞれ周回ルートで逆コース)
所要時間は約25~35分
降車ボタンはありますが特に使用してる雰囲気なし
約15人くらい乗車して発車。行先も何も書いてないので地図アプリで位置を確認しながら周りの景色を楽しもうと思ったらまあ揺れる揺れる。急カーブで急勾配な道をガンガン走っていきます。25分ほどで內寮-內坑(桃源谷)というバス停に着きました。
ここがバス停?みたいなところで降ろされてバスはUターン。そして乗客はほぼ全員降りて家の横をすり抜けて登山道へと消えていきました。慣れてらっしゃる。僕は動画撮影の準備もあったのでトイレ横の登山口で10分ほど休憩。動画はこちらです▼
10:10登山開始です。登山口から1kmで桃源谷ですがずっと階段で30分ほど登ります。後ろを振り向くと
うお。すごい景色とすごい階段。やっとトイレと東屋が見えてきてなだらかな斜面の草原が広がりました。
でもまだ海側の景色がよく見えないので東屋を左に折れて小高い山の方に向かいます。10分ほど歩くと海が見えてきました。亀山島が良く見えます。
登りはじめて45分でピークまで来ました!時間は10:55。ちょっと早いけど気持ちがいいからここでお昼ごはんタイムです。
よく見ると宜蘭の街が見えます。景色も最高。お弁当も最高。
45分ほど草原で休憩しました。ここから桃源谷を縦走し大里駅まで(8.4km)行ってもいいし、逆方向の大渓駅(5.7km)に行ってもいいし、帰りのバス(14:43)を待ってもいいし。今の時間が11:40。大渓駅なら2時間くらいで着きそうなので13:49の電車に乗れるかもと思い、大渓駅に向けて発進です。
帰りのバスの時刻表
內寮-內坑(桃源谷)発の幸福バス
1日6本 7:12 8:13 9:57 11:53 14:43 16:17
黒字は龍崗線、青字は吉林線(所要時間は約25~35分)
バス停の位置がはっきりしないのでバスが見えたら手を挙げて乗りますアピールを!
下山
2023年9月24日(日)11:40[台湾時間]
草原と崖の境目を1km歩くと分岐で、左に曲がって尾根筋を大渓方向へ4kmかな?と思いつつ進みます。途中で振り向くと
とても素晴らしい景色。とんがったところでご飯を食べてたんです。さあ分岐まできましたよ。
近くに祠もあり少し休憩。現在時刻が12:30すぎ。想像以上に時間がかかってる。ここからはずっと下りのはずなので90分もあれば余裕なはず。ところがところが進んでも進んでも登ったり下ったり。かなりしんどい。尾根筋を行くルートなのは理解できたけど尾根が長い。13:15に蕃薯寮山に到着。
まだ分岐から半分も来ていないじゃん。これはやばいね。次の電車を調べると14:51。これに乗れるように頑張ろう。途中省略。そしてそして14:20に大渓河浜公園(登山口)に到着。
いやーーー想像以上に疲れた!結局下山に2時間40分もかかったやん。意味のない下山だった。これならもっとハイキングコースを楽しんでバスで帰った方が良かったなあ~と思ったけどもう遅い。さあ大渓駅へ。
途中の鉄橋で自強号に遭遇しパシャリ。というのは大嘘で、3分ほど橋の上で待ってたの。電車来ねえなってことで歩きだしたら向こうから電車の爆音が!走って橋まで戻って先頭は間に合わずケツ撃ちでやっと撮れた写真です。アホみたいなことしてるでしょ笑
大渓大安廟前籃球場
2023年9月24日(日)14:40[台湾時間]
地図を見ると何から観光名所?みたいな場所が。とりあえず道路を渡って海側へ。
数分で大渓大安廟前籃球場(大渓大安廟の前にあるバスケットコート)に到着。
10人くらいの観光客がバスケットボールを投げたりして記念撮影していました。おお素敵。まさにスラムダンクの世界観。滞在時間2分でしたがとても感動しました。また来たいかも。
時間を見ると14:42。やばいよやばいよ駅に行かなきゃ。そして駅に着いたのが発車5分前。すぐホームに。
ホームからの亀山島がなんとも言えない雰囲気で。旅の終わりに良いプレゼントを頂きました。
次回最終話「駅から歩こう!台湾鉄道の旅2023⑦4日目後半(象山)」
台北の夕暮れを見に象山へ。