秩父鉄道三輪(みのわ)線の石灰輸送

前から気になっていた秩父鉄道三輪線。訪れた日が運休だったり時間が遅すぎたりとなかなかタイミングが合わなくて今回は平日の午前中(10:30~12:30)に訪れてみました。

秩父鉄道三輪線の概要

秩父鉄道は今も鉄道貨物輸送を行っている路線です。武州原谷(ぶしゅうはらや)と三輪(みのわ)と2箇所の積み込み箇所から三ヶ尻(みかじり)の工場へと石灰を輸送しています。

三輪線は秩父鉄道の影森駅から分岐する路線で貨物専用になっています。電化されていて電気機関車がそのまま乗り入れを行っています。路線図↓


※地理院地図ウェブサイト(https://maps.gsi.go.jp)を加工して作成

三輪鉱業所

武甲山から削り出した石灰をこの工場で貨物に積み込みが行われています。その様子の動画を撮影してきました。

秩父鉄道三輪(みのわ)線の石灰輸送を社会科見学

影森駅に到着した貨物は作業員を乗せるとすぐに発車して三輪駅に向かいます。20‰ほどの坂を登ると左カーブして入口付近で停車。そこで電気機関車は切り離されて奥に入ります。その後、スイッチャー(D502)と連結されてホッパーを工場内へと引き入れます。積み込み作業が終わると電気機関車が連結されてすぐに影森駅へと運ばれます。

影森駅からは定期の旅客列車もあるため時刻表に沿って運行されます。影森駅では停車している貨物を眺めることができます。

撮影ポイント

撮影は20‰の坂を登ってくる貨物が有名ですが午前中は山の影になるので暗い感じになります。望遠を使って空を写さないようにすれば午前でもいい感じに撮れると思います。

工場へのカーブは基本的に逆光です。

番外編として上長瀞駅から歩いて10分くらいの荒川橋梁。ここはあまりにも有名すぎますが紹介します。逆光も面白いし、橋の下から見上げて撮るのも面白いです。川岸からの撮影なので増水には気をつけてください。

まとめ

三輪駅では手際よく入れ替え作業が行われて見ているだけでもとても楽しいです。門から先は立ち入り禁止なので注意が必要です。貨物輸送が徐々に減っているのでここはとても貴重な存在です。まだまだ見られることを願っています。