前回「山・老街・台糖をめぐる台湾の旅2024GW②2日目(七星山)」のつづき
ノープランな1日スタート
2024年5月1日(水)11:00
旅3日目にしてパーフェクトノープラン。決まっているのは夜までに台中に行くことだけです。昨日の疲れがまだ残っていたのでチェックアウトの11時までホテルでのんびり休んでました。まずはホテル近くの二二八和平公園で旅のプランを練ることに。いちおう考えたプラン。
- 基隆・八斗子・猴硐観光
- 北投温泉で足湯
- 南下して后里でチャリ散策
- 鳥来で温泉
今日の台北は小雨の予報。雨になっても大丈夫そうな場所で旅の疲れが取れそうな場所ということで北投温泉に行くことにしました。しかも二二八和平公園内にMRT台大醫院駅があるので移動が楽ちん。
その前に二二八和平公園を軽く散策。
清の時代のSLが残っていたり地震で壊れた東屋があったりすずめがちゅんちゅんしていたり、台北中心部の憩いの広場にもぐりこんだ感じがして気分はもう台北市民。さあMRT台大醫院駅から北投へ。
改札階まで降りてみると僕が理想としている地下鉄の駅の形だ。解放感があって上からホームや電車が見えるの最高。日本の地下鉄って暗くて圧迫感があったので、はじめて台湾に来たときにとても感動したのを思い出しました。
新北投で手湯
2024年5月1日(水)12:30
車窓の景色を楽しみながら電車で30分。北投駅に到着。ここで短い3両編成の新北投行きに乗り換えです。駅の構造は台北方面から新北投まで列車の乗り入れが可能なのですが、3両編成の電車が行ったり来たりする方式をとっています。しかもワンマンカーではなくて両運転台にそれぞれ運転士さんがいて到着するとすぐにドアを閉めて発車します。北投を出た列車はマンション群に気を使いながら低速で走ります。5分もしないうちに到着。写真を撮っているとあっという間に北投へと戻っていきました。
ここに来るのは2度目。同じところに行かなくても…とよく言われるんですが工事してたりよく分かってなくて見逃していたりと意外に後悔してるもので2回目でも新鮮なんです。まずは駅横にある復元した新北投駅を訪れました。
前回は展示車両部分は工事で入れなくて壁もあって写真も撮れませんでした。
ここの地上駅は淡水線が地下鉄(実際は高架鉄道)になる前に活躍していました。廃止直前はディーゼルカーが運行されていたようです。復元された建物の中は無料で見学できます。
少し北側には「手湯」という謎の温泉。ここも前回来たときは清掃中でお湯がなくぜんぜん楽しめなかった施設です。
観光客もちらほら来て手をつけていました。僕も持参したタオルを準備して手をつけてみます。
何かよく分からんけど気持ちいい。
足湯にGO!!
2024年5月1日(水)13:15
こう見えて実は足湯好き。北投温泉の足湯は数ヵ所あるんですが一番近い「復興公園泡脚」は地元の方で賑わっているらしい。そこで歩いて20分弱の「泉源公園泡脚池園区」に向かいます。
泉源路という名のゆるい坂道をじんわりじんわり登ります。「泉源路」名前がよろし。途中から公園内を歩いて足湯に到着。
すでに15人くらいの人がつかっていました。靴とくつ下を脱いでそこらへんにぽいっと置いてから、なつかしい手押しポンプで足を洗います。これやらないと地元民に怒られます。手押しポンプ↓
うちの実家にも井戸から水をくみ上げる手押しポンプがあったので超なつかしい。ここのはまだまだ現役バリバリ。
いやーーーーん気持ちいい。足と身体がポッカポカでした。今日は予定がないのでずっと入っていたい。
さーて、30分ほどくつろいで歩いて20分ほどの地熱谷へ行くことに。でもひと山越えます。といっても住宅街ですが。
高級リゾートホテルもあちらこちらにあって「いつかは自分も泊まりたい(たぶんむり)」と思いながら通り抜けるのでした。でもね、こう思ってると意外に住むことになっちゃったりするんだよ。100万円落ちてたら1年のんびり台湾に住みたい(最近ずっと言ってる)。
地熱谷にGO!!
2024年5月1日(水)14:20
北投公民会館から地熱谷に下りられる標識があり階段で近道。
途中には危険で楽しそうな植物が植えてありました。
Googleマップの読み通り20分で地熱谷に到着。
有名観光地だけあって観光客だけでなく小学生の軍団も社会科見学にやってきていました。そして誰も寄り付いてないイスあるじゃんと思って座ったら暖かいの。
なんと岩盤浴。リラックス効果があるとのこと。最近いそがしかったからリラックスリラックス。よく見ると池の向こう側を歩いてる人がいる、あれれ?前回来たときはあんなのなかったゾ。んじゃ回ってみよう。
丸いマンションあるやん。ここはトンローの55かよ(誰も分からん!)。ここの源泉は90度ということで温泉卵を食べたくなっちゃった。
温泉卵ゲット(蛋=たまご)。写真の隣の隣のお店で買いました。塩コショウつきで20元だったかな?食べようかなあっと思ったら雨が…。
ぱくぱくぱく、美味しーい。黄身の硬さがちょうどよい。
北投温泉博物館
2024年5月1日(水)15:20
雨が小降りになった瞬間を狙って北投温泉博物館へ。前回はこの建物の前を通らずに地熱谷に行ってしまったので入りそこねました。雨宿りも兼ねて見学しようそうしよう。
まずは入口で靴を預けます。まだまだコロナを意識して下駄箱へ行くのに人数制限があり、入るのに数分待たされました。入るとびっくり日本語の案内だらけ。
それもそのはず、日本統治時代ににぎわった施設で日本式の温泉がそのまま残っています。なんか道後温泉本館のような雰囲気。
日本のお風呂文化がそのまま残されているのは何か不思議な気持ちです。写真では何回か見たことありましたが復元したものではなく実際に使われていた施設なので小さな感動と驚きがたくさんありました。北投温泉に来たときはぜひ訪れてみてください。
さてここからの予定ですがすぐ近くの「瀧乃湯」という日本式の公衆浴場も気になったのですが台中へのチケットをまず確保したいということで自強号の時間を調べます。台北駅18時ちょうど発のほぼノンストップ新自強号があったのでこれを予約しました。
17時40分(発車20分前)までに支払いを完了しないといけない(というのを16時40分と勘違いした)ので台北駅へ向かいます。
台中へGO!!
2024年5月1日(水)16:30
新北投駅からMRT淡水線で台北車站へ(北投駅で乗り換えたよ)。台北駅にはたくさんの自動券売機がありQRコードをかざして支払いを済ますとすぐにチケット出てきました。予約システムが分からないときは窓口に並んでとかやってたので超便利になりました。
ちゃんと覚えてないですがパスポート番号を入力したかも?それはともかくとても簡単でした。お風呂入る時間あったね。1時間ほど台北駅でひまつぶしをして新自強号に乗車です。初乗車ですよ!
日立の下松工場で船積み前にお会いしましたねEMU3000系さん。さあ乗り込みましょう。
1時間46分で台中です。運賃は375元=1800円、安い!
新自強号143(台湾鉄路) | 運賃 | ||
---|---|---|---|
台北 18:00 | →→→ (電車) | 台中 19:46 | 375元 (約1800円) |
イスが硬いという話しもあったのですがわりと快適でした。そしてあっという間に台中到着。
やっぱり雨。ということで濡れずに乗れるバス停「台中車站C月台」から50番のバスに乗ってホテルへと向かいました。車内放送を信じて降りたら1つ手前のバス停でした。残念!
次回「山・老街・台糖をめぐる台湾の旅2024GW④5日目前半(彰化扇形庫)」
彰化扇形庫でターンテーブルを回るディーゼル機関車と遭遇します。