前回「台湾縦断!鉄道の旅2023GW⑦5日目後半(奉天岩・竹崎)」のつづき
阿里山鉄道の車庫園區
2023年5月2日(火)9:00
昨日の余韻も残る台湾旅行最終日。シャワーを浴びてゆったりとし、朝9時前にチェックアウト。今日もノープランな1日のはじまりです。ホテルから歩いて5分のところに阿里山鉄道の車庫園區があるのでまずはそこへ行って保存車両や蒸気機関車などを見学することにしました。
入口は門があるだけで自由に入ることができます。無料です。入ってすぐにディーゼル機関車が動き出していました。車両編組列車と書かれていていわゆるスイッチャー専用に使われている機関車のようです。客車1両だけが切り離されて北門駅の方へ走り去っていきました。
では車庫園區の散策開始です。13番の蒸気機関車、1990年まで使われていた気動車など今まで見たこともなかった阿里山鉄道の車両が置いてあります。
阿里山鉄道と言えばディーゼル機関車+客車のイメージがあったので気動車にちょっと驚き。その先に行くと檜(ヒノキ)列車用のホームがありチケット売り場もありました。
看板を見ると檜列車は暇日(土日祝?)運行と書いてあってこの車庫園區の周りと嘉義駅を行ったり来たりするようです。今日は平日の火曜日。走らないはずですが何やら屋根付き車庫の方では檜列車を念入りにチェックしていて動かすみたいです。
さあ嘉義駅に向かおうと帰ろうとした途端、檜列車が動き始めました。檜列車を見送って車庫園區をあとにしました。
そう言えば「檜」は「Hinoki」と書いてあったので日本語のまま発音するみたいです。
嘉義から彰化へ
2023年5月2日(火)10:20
嘉義駅へ行く前にホテルに戻ります。というのも朝食付きと信じて予約したホテルが朝食なしで、代わりに1階にあるお茶屋さんで使える60元クーポン券を渡されたのでせっかくなので使います。注文したのは黒糖タピオカラテ。
Lサイズ(黒糖珍珠歐蕾70元)にしたら大きかったけど美味しかったです。はい、ラテだったんですね。記事を書いている今知りましたよーもちろん写真を見て適当に注文しましたよ。
嘉義駅は高架化されることが決まっていてもう工事も始まっています。現在の姿も見納めになるので記念にホームなども写しておきます。
地下通路に描かれた絵は素朴ながら味わいがあって素敵でした。では車両に乗り込んで彰化まで1時間40分の旅を楽しみましょう。途中、自強号2本に抜かれて彰化に到着です。
区間3158 | 運賃 | ||
---|---|---|---|
嘉義 11:11 | →→→ (電車) | 彰化 12:52 | 118元 (約520円) |
彰化扇形車庫
2023年5月2日(火)13:00
4年ぶりの彰化です。4年前と言えばまだ台湾旅行に慣れていない頃でとても暑かった印象ですが今日はそこまで暑くなく過ごしやすい気温でした。駅の印象が少し変わった感じ。券売機も刷新されていました。
さて駅横の階段を上がり跨線橋を渡ります。機関車園區の案内図が見えたのでここからでも扇形車庫に行けそうです。
跨線橋からは出番を待つPP自強号や区間車の電車たちを眺めることができました。橋を降りるとまた案内してくれる人形たち。
この可愛らしい人形に案内されて扇形車庫に到着です。入ってすぐ門番のディーゼル機関車2両の間をすり抜けると転車台が見えてきます。
転車台まで来ると左側には蒸気機関車、奥には電気機関車も見えます。
ここは架線がないのでディーゼル機関車で押し込んだみたいです。今日は団体のお客も多く賑わっていました。みなさん機関車をバックに自由に写真を撮っていました。
しばらく滞在していましたが今日は転車台が動きそうにないので帰路につきます。その途中に「戶羽機關車園區」という看板が。
隣にできた施設(小さなテーマパークとお土産屋さん)とつながっているみたいですが月火は休園で開いていませんでした。つながっている箇所は扇形車庫側からしか入れません。最後に彰化扇形車庫の開放時間などをまとめます。
彰化扇形車庫 開放時間 | 入館料 |
---|---|
月曜:休館 火曜~金曜:13時~16時 土曜、日曜、祝日:10時~16時 | 無料 |
このあとは彰化から2駅先、海岸線の大肚駅へ向かいます。
次回「台湾縦断!鉄道の旅2023GW⑨6日目後半(大肚駅・台中メトロ)最終回」
名残惜しい車両たちに会いに行きます。