前回「台湾縦断!鉄道の旅2023GW④3日目後半(高雄・高屏渓旧鉄橋)」の続き
哈瑪星鐵道文化園區
2023年4月30日(日)10:00
おはようございます!今日泊まったホテルは朝食付きということでのんびりした朝になっています。睡眠もたっぷり。筋肉痛があるものの回復傾向にあります。今日は高雄観光ということで観光客になります。まず哈瑪星(はません)鐵道文化園區に向かいます。ホテルの最寄り駅は高雄メトロのオレンジラインとレッドラインが交差する美麗島(メイリーダオ)駅です。


オレンジラインの終着駅「西子灣(シーヅーワン)駅」から地上に上がるとそこは旧高雄港駅跡。古くは打狗(ダーゴウ)駅として開業し、高雄駅、高雄港駅と名前を変え現在は高雄ライトレールの哈瑪星(はません)駅となっています。この「はません」は日本語の浜線が由来となっているそうです。



広大なヤード跡地は市民に開放されています。まずはここを見学です。蒸気機関車やディーゼル機関車、貨車などがポイっと展示してあります。そして高雄港駅の駅舎は資料館となっていて無料で見学できます。


当時のダイヤグラムや駅看板など今となっては貴重な資料がさらっと置いてあります。ひと通り見学したので次の目的地「旗津(チージン)」に行くため鼓山(グーシャン)フェリーターミナルに向かいます。
旗津
2023年4月30日(日)12:20
10分ほど歩いて鼓山(グーシャン)フェリーターミナルに到着です。

ここは出口だよと言われ、振り返るとフェリー乗り場の入り口がありました。

みんなこのトラップに引っかかってました。僕を含めて。魚市場と書いてあるところを抜けると100人ほどの列が見えました。悠遊カードを機械に当てて乗船ですが人数制限のため止められちゃいました。ちなみに悠遊カードだと片道20元(現金30元)です。10分ほど待つと次の便に乗ることができ、バイクや自転車もどんどん乗り込んで出発です。

あっという間に旗津フェリーターミナル(旗津輪渡站)に到着。乗船時間わずか8分。ノープランでやってきたのでとりあえず旗津老街を抜けてビーチまで。手前は砂浜、遠くはタンカーとどこかで見た光景。シンガポールのどこかの島に似ていてなつかしい。


近くにトンネルがあるということで移動。トンネル内はまるで海の中にいるかのような鮮やかなクジラや海の生き物たちが出迎えてくれます。

通り抜けると進入禁止の防波堤と黄色いサボテンの花咲く海岸。

サボテン🌵の花なんて初めて見たかも。と思いつつ小山を登って灯台に。おっとここに来て日本人観光客に遭遇。さすが国際都市高雄。GWも始まったので日本人観光客がいてもおかしくないわけで…。

休憩していると坂の向こうに出港する巨大なタンカーが。

うおおお!すごいすごいと撮ってみたけど僕の気持ちまで写真じゃ伝わってないかも。絶対ないかも。とにかくなんかすごかった(語彙力)。
旗津は地元の観光客も多くみんな2人乗りや4人乗りの電動カートで観光していました。海の幸もたくさんあったのでご飯を食べても良かったのですが今日は嘉義まで行かないといけないので少し急いで台湾本土に戻ります。
このあと中山大学にも立ち寄りましたが省略。写真1枚のみ▼

高雄ライトレール(緑のトンネル)
2023年4月30日(日)15:30
哈瑪星駅から高雄ライトレールに乗車して美術館駅の1つ先(內惟藝術中心駅)まで。ここは緑のトンネルになっています。

芝生の上を走るライトレールはまさに自然と融合したアート。よく見ると架線がないパンタがない!そうだったここはバッテリー駆動のLRTだ。広電の原爆資料館前もこんな感じに路面電車を走らせて欲しいと突然思ったり…。そしてこの高雄ライトレールは信用乗車方式なので駅ホームや電車内にある機械(ピってするとこ)に悠遊カードを1回タッチするだけでOK。降りるときは何もなし。1回10元で乗れちゃう超便利で安い乗り物なんです。知ってたらもっとたくさん乗ってたのになあ、ああ。


嘉義まで各駅停車の旅
2023年4月30日(日)16:15
台鉄美術館駅まで徒歩で移動。区間車に乗って嘉義を目指します。

台鉄も自動券売機が刷新されていて区間車のチケットを買うことができます。しかも日本語にも対応。ということで1,000元札の両替も兼ねて嘉義までのチケットを購入。

区間3232 | 運賃 | ||
---|---|---|---|
美術館 16:21 | →→→ (電車) | 嘉義 18:35 | 152元 (約670円) |
よく見ると次の区間車発車まで残り1分。走ってホームに降りて車内にゴールイン。ちょうど嘉義行きの電車だったのでそのまま乗車することにしました。夕焼けを浴びながら列車は北へ北へと向かいます。列車は待避線に入るための信号待ちや自強号の通過待ちなど暇を持て余すことはありません。これが各駅停車の醍醐味。台湾高鐵と何度もクロスしてシャッターチャンスも与えてくれます。しかしそこは2テンポ遅れのミラーレス。電源入れてても撮り逃します。やっぱとっさの写真は一眼レフ最強説。



2時間10分ほどの楽しい楽しい旅でした。そして定刻通りに嘉義駅到着。乗っていた電車はEMU900だと思っていたらEMU800でした。内装が似てるのね。


明日の阿里山鉄道に備えて今日は早めに就寝しました。
次回「台湾縦断!鉄道の旅2023GW⑥5日目前半(嘉義・獨立山)」
阿里山森林鉄路の列車を先回りして山腹からの撮影に挑みます。お楽しみに!