青い海と南廻線、撮り鉄の旅③

青い海と南廻線、撮り鉄の旅②の続きです。

台東駅から10分くらい歩くと民家を改造したゲストハウスのような建物がいつくもあります。レセプション（受付）には誰もいなかったりロッカーがなかったり普通のゲストハウスというよりは民泊といった感じで少し戸惑いました。チェックインが15時～17時という鬼畜なものもあり台東市の（ホテルではない）宿ではこのシステムが当たり前なのかもしれません。ただし部屋の中は快適でした。そして写真を撮り忘れました。Booking.comで予約し宿泊したホステルはドミトリー1泊約1600円(446元)でした。

翌日の朝

■2019年11月22日（金）9:00

さて翌日。今日は台風が最接近のはず！

牛さん寛ぐ田園風景！駅から5分なんですけどこの風景。まさに牧歌的という言葉がふさわしい。というか晴天。雲1つない美しい青空。あれ台風は？予想より東に向かいすでに台湾から離れて沖縄に向かっていました。

すでに9時過ぎ。予定通り10時の市内循環バスに乗って旧台東駅に向かうことにしました。乗るのは森林公園経由の順行バスです。

この看板があるところにバスがやってきます。写真は空港方面のバス停で奥は長距離バスとなっています。循環バスは台東駅に一番近いところに停まります。

台湾台東市の循環バス「市區循環線」

循環バスのコースは

順向：台東駅→森林公園→バスターミナル→（市内うろうろ）→台東駅

逆向：台東駅→（市内うろうろ）→バスターミナル→森林公園→台東駅

です。バスターミナルは旧台東駅にあり、目の前には映画館などもあります。街の中心部になります。循環バスはマイクロバスです。

台東駅を基点として1時間ほどで循環します。運賃は25元。悠遊カードを利用すると便利です。乗るときにタッチして降りるときもタッチします。

台東駅発の時刻表は次の通りです。（2019年11月現在）

旧台東駅（台東鉄道芸術村）へ

■2019年11月22日（金）10:30

バスに揺られること25分。途中で森林公園や海岸近くなど魅力な場所を通り降りたくなりましたがとりあえずバスターミナルへ。グーグルさんの地図よりも南側で停まったので少々不安でしたが降りると目の前が旧台東駅でした。

2001年に廃止されて台東駅は現在の位置に新駅として移ってしまいました。しかし今もこちら側が街の中心部です。ホテルや夜市、バスターミナルもこちら側にあります。

旧駅構内は自由に散策できます。3両の気動車が展示、いや放置されています。晴天に映える列車を眺めながらお昼ご飯を頂きました。転車台もあったり、奥には機関庫があったりと当時の面影を今に残しています。この辺りは鉄道芸術村となっていて昼間はお店もぜんぜん開いていませんけど夜には活気が出てくるのかなあという感じです。

龍鳳宝玉塔と鯉魚山歩道

■2019年11月22日（金）11:30

さて

線路沿いを少し北西の方に歩いたところに小高い山があり（鯉魚山というらしい）、展望台があるというなので登ってみることにしました。ふもとまでは歩いて5分。途中には

くじらの乗ったアイスクリーム屋さん（開いてない）がありました。その先のかつて踏切だったところを渡ると旧台東線の跡地が現れます。現在はサイクリングロードとして活用されているようです。

今も線路が残っています。レンタサイクルで回るのもよさそうですね。

さてさて大きな塔がある方に近づいて行くとなにやら大音量の音楽が♪屋外カラオケをやっている人々に遭遇。大音量で歌いまくっていました。いいのか？いいんですかいんですか？テレサテンの曲も日本語で歌っていました。そのカラオケ境内には龍鳳宝玉塔があるので登ってみることにしました。無料っぽい感じ。8階建てなのか9階建てなのかぜんぜん分かりませんがぐるぐると上がっていくと屋上は絶景でした。

先ほどの鉄道芸術村が一望です。遠くには青い海。ここで本来の目的を思い出します。

「青い海！撮り鉄の旅！」

そう言えば走っている列車の写真をまだちゃんと撮っていなかった。

今更感。

しかしここまで来て隣の展望台の方も行きたくなったので宝玉塔を降りて鯉魚山歩道を登ります。

一番近い展望台に来ましたがさっきの宝玉塔よりも高くて北東の眺めも素晴らしかったです。

ではそろそろ台東駅に戻ります。先ほどのバスターミナルに戻ると降りたバス停と同じ場所にちょうど循環バスがやってきたので乗り込みます。

市内を行ったり来たりとぐるぐる回りながら台東駅に方面に向かいます。35分ほどで到着です。

すぐに列車に乗って今日の宿に向かってもよかったのですがせっかくなので電車が撮れそうな場所を探します。

次回、青い海と南廻線、撮り鉄の旅④に続きます。