【韓国】KORAIL(韓国鉄道公社)

韓国全土の旅客(高速鉄道も含む)や貨物、ソウル近郊の電鉄線などを運行している鉄道公社で本社は大田広域市にある。通称はKORAIL(コレイル)。

列車

  • KTX:韓国高速鉄道、最高速度は305km/h。フランスのTGVの技術を導入した車両。20両編成(前後2両は機関車)。
  • KTXサンチョン(山川):TGVをもとにして作られた車両で10両編成(前後2両は機関車)を1編成としている。2編成を併結して運転可能。KTXではシートの向きが変えられず不評だったがサンチョンでは回転式リクライニングシートを採用し車内快適性が向上している。
  • セマウル号:日本の特急列車に相当。地方の主要都市を結ぶ役割を果たしていたがITXセマウルの登場で今では長項線のみとなっている。
  • ITXセマウル:韓国では客車タイプの編成が多かったが新しいセマウル号を開発するにあたり電車タイプが採用された。最高速度は150km/h。6両編成。運賃はセマウル号と同じになっている。停車駅はセマウル号を踏襲している。
  • ムグンファ号:日本の急行列車に相当。韓国では各駅停車が走っていない地方路線も多いのでムグンファ号が普通列車の役割を果たしている部分もある。客車タイプなので短編成から長編成にも対応できる。
  • ヌリロ:長項線の一部電化にともないソウルから温陽温泉への足として導入された電車。ホームの高さに柔軟に対応できる昇降型が採用されている。最高速度は150km/h。4両編成。ムグンファ号の代替として導入されたがムグンファ号との置き換えは進んでいない。また現在ではO-trainなどの観光列車にも使用されている。
  • トングン(通勤列車):名前は通勤だがいわゆるローカル線の各駅停車である。現在は京元線の東豆川~白馬高地間でしか運行されていない。CDCと呼ばれる9501系ディーゼル気動車を使用。以前は京義線でも運行されていたが2014年に観光列車化されて廃止になった。
  • 観光列車:O-train、V-train、A-train(旌善アリラン列車)、DMZ-train、S-train、西海金色列車(G-train)などが各地を走っている。ソウル駅発着のものが多い。運賃はセマウル号の特室と同じ。車内は風景を眺めるために席の向きなどが改造されているものがある。

広域電鉄

京浜東北線のように都市部と周辺都市を結ぶ各駅停車(急行も含む)の鉄道網のことで一部は地下鉄に乗り入れている。KORAILが運行している部分を特に広域電鉄と呼んでいる。ソウルメトロ(ソウル交通公社)や仁川地下鉄、空港鉄道や広域電鉄(ソウル近郊)などの総称を首都圏電鉄と呼んでいて運賃は首都圏電鉄で一体化している。セマウル号やムグンファ号とは運賃体系が異なるため、改札も通常は別になっている。中央電鉄線、東海電鉄線、長項電鉄線などの地方路線ではセマウル号やムグンファ号と同じ改札になっているところもある。編成は4両~10両。また釜山近郊の東海電鉄線(広域電鉄東海線)が開業したことによりソウル近郊以外にも広域電鉄が広がっている。

KTX、セマウル号、ムグンファ号の時刻表

  1. KORAIL時刻表(非公開日本語サイト)
  2. KORAILの時刻表検索(公式、韓国語)
  3. KORAILの時刻表検索(公式、英語)

運賃は列車や曜日により異なる。座席は特室(グリーン車)と一般室(指定席)があり基本的に自由席はない。ただしKTXの月~木は一部の列車に自由席がある。トングンはすべて自由席。日本のように乗車券あればどの列車にも乗れるわけではないので注意が必要。

コレイルパス(旧KRパス)

韓国を旅行で訪れる外国人が利用できる周遊券のような乗り放題のチケット。利用できる列車はKTX、KTXサンチョン、ITXセマウル、ITX青春、セマウル号、ムグンファ号、ヌリロ、観光列車(O-train, V-train, S-train, DMZ-train, A-train, 西海金色列車)。特室を利用する場合は差額の半分を追加で支払えば乗車可能。ただしSRT、メトロ(首都圏電鉄)、ヘラン、海列車には利用できない

2017年8月1日からルール変更があり、購入場所がネットでの販売に加え韓国内のKORAILトラベルセンター(主要駅にある)でも可能になった。またコレイルパスをネットで購入した場合、事前に(韓国に入国する前に)座席を予約できるようにもなった。

コレイルパスについてはまた後日詳細を記事にする予定。